ここのねデイキャンプは、失敗したもんがち!
更新日:2026/08/27
ここのね自由な学校が、夏休みに入った。
夏休みに入る前は、みんなと一か月も会えないのが、寂しくて寂しくてたまらなかった。
今も、8月に行われたこサマースクールがすべて終わって、スタッフはみんな、しみじみ寂しさを抱えている。
時間はまったく待ってくれなくて、いつも「早いってー」と思ってしまう……。
8月は、キャンプ祭りだった!
というのも、毎年ここのねが夏休みに開催している「サマースクール」。
今年で3年目になる。最初は、失敗だらけ。人も集まらないし、経費は使いすぎるし……
そんなサマースクールだった。
それが今や、募集して1週間で満員御礼になるほどのイベントに育っていった。
さあ楽しすぎた思い出を、じっくりゆっくり振り返ってみたいと思う。
またみんなに会いたくなるなあ〜〜〜。
やりたいをやり尽くす、デイキャンプ

デイキャンプでいつも思うのは、「予定のない日って最高だな〜」ということ。
このデイキャンプは、予定としては存在する、でも中身は、真っ白なキャンバス。
何色を塗るか?つまり何をして過ごすのかを選ぶのは、こどもたち自身だ。
学校のようにはいかない。授業を受ける、課題をする、そんなふうに用意されているものは何もない。
ここのねのデイキャンプは、選ぶ力が本当に養われる。これがすごい。
一日を自分の色に、どんな色にも染められるのだ。楽しくて仕方ない!
でもこれって、きっと生きていくうえで本当に重要なこと。
人生の色を塗るのは、自分だから。まっさらな紙に何色を塗るのか。
その色がなければ、どうやって色を作り出すのか。
気に入らなければ、一旦白を塗って、また上から塗っていけばいい。
小さな選択の練習が、その子自身を成長させる。
小さかった「やりたい」が、やがて大きな「やりたい」を生み出せるようになる。
小さな失敗ができたから、大きな失敗に出会ったときにも、
「だったらこうしてみたら?」という引き出しがいくつもある。
だから私、デイキャンプほんとおすすめなんです。
「無気力だ〜」なんてお友だちがもしいたら、ぜひこのキャンプに参加してみてほしい!
そういう子ほど、キャンバスに、すんごい色を塗ったりするんですよ。
たけいかだ

「何しようかな〜」
「なんかわからんけど竹切りてえ!」
そんな会話から生まれた気がする、たけいかだチャレンジ。
会話の内容も覚えていないくらい、些細な瞬間に生まれた。
小さなところから生まれる「やりたい」が、みんなを大きく成長させるなんて……。
まずは、竹を切りに行くところから。男の子ふたりと、私(スタッフちーちゃん)。
3人で、水筒と手袋とここのねの工具を持って、いざ出陣!
竹ゾーンに着くと、早速竹選びが始まる。よし決めた、一番近くて一番取りやすそう!
……あまりにも細い竹だった。本人たちも悔しそう。でも、自分たちの力では危険だし、太い竹はずっと奥にある。付き添っていた私は身長145センチで、みんなより低いくらい。
お互い顔を見合わせ、「うん、無理だな」と、途方に暮れかけた。
それでも、諦めなかった。せっかくここまで歩いてきたのだから。簡単には引かなかった。
「っしゃーーー、いいこと思いついた」
「なに!」
「こうちゃんだ……」
「こうちゃんを呼ぶんだ!!」
と思ったら後ろから、「おーーーーーい!」とこうちゃんの声!?なんでいるの!?
「いや〜みんなが困ってたら手伝おうと思って!」
3人で、「こうちゃあああああん😭」
こうして、竹をたくさん集めるのだった。
たけいかだ、完成!

竹を切って、組んで、コーディネートして、結んで。
あっつい中、水をがぶがぶ飲みながら竹を切るその目は、まさに職人そのもの。すごく輝いているのだ。
車に積み込み、川へいざ出陣!
ドキドキの瞬間。
みんなで竹いかだを運び込み、浮かべ……ようと思ったのに、浮かばない!?沈んでしまった。
せっかくみんなで作ってきたいかだだから、一同、絶望。
「俺は諦めてないよ」
「やろう、帰ってもう一度!」
こうちゃんがそう伝えた途端、隣にいた男の子たちが「おー!」(笑)やりたいという気持ちから生まれる行動の強さ、輝きを実感した。そして何より、男の子たちの火のつく速さが半端じゃない(笑)。
工夫に工夫を重ねた、たけいかだ。
帰ってからのみんなの様子は、ほんと青春ドラマ。
私には、全部がスローモーションに見えた。
何かに没頭できるって、こどもだろうが大人だろうが、性別だろうが関係なく、本当にかっこいいことだと、あらためて心から実感した。そしてこの没頭する時間こそ、必要なんだということも。
かっこよかったな〜、みんな。
たけいかだのクライマックス

さあ、発泡スチロールをつけてちょーかっこよくなった竹いかだ。
最初の、竹のみで組み立てられたいかだとは大違いの風貌。
いざ、男の子たちが竹いかだを川へ運び入れる……。ドキドキドキドキ……チャプン。
浮いたああああ!!みんな手と手を取り合って喜んだ。
そんな小さな理由?
そしてその時は、ついにやってきた。
たけいかだの上で立ち上がったーーーー!!
そして、サカナクションのあの曲に合わせ、あのダンスを踊り始めた。
「これがやりたかったんだあああ!」と叫びながら(笑)。
そう、その子が竹いかだを作りたかった理由は、このダンスをしたかったからなのです😂
嘘だろと思うくらいくすっとなる理由で、目が点になった……。
ここまで大きな竹いかだを作る理由が、こんな可愛いものがスタートだったなんて、思わなくて……!
動機なんてなんでもいいし、たとえどんなに小さい理由だろうが、その子にとって心から求めているものなのか。
大切なのは、「やりたい!」と求める心なんだ。
チャレンジしてみなければ、夢は描けない。

どれだけこどもの時に、この「やりたい」に向き合って本気でチャレンジできたか。それがやっぱり重要になってくると思う。
私は、今になって大学に行きたいなと思う。これは、ここのねスタッフでよく話すこと。
当時の私には「私は何がやりたいのか?」なんてわからなかったから。
これをやってみたくても、どうやってチャレンジすればいいかわからなかったし、周りを気にして恥ずかしくてできなかったことだらけ。
でも今は違う。
ここのねに出会って、チャレンジするみんなの姿を見て、自分もいろんなことに一歩を踏み出し、わからなかったらやったことある人にやり方を聞いたりして、進んでいくにつれて、夢をたくさん描けるようになった。
チャレンジしてみなければ、夢なんて描けないんだって思った。
だから、どれだけこどもの時に、この「やりたい」に向き合って本気でチャレンジできたかが、夢を掴む最短の近道だと、私は思っている。というか、思ったのだ。みんなの背中を見て。
風船バレー大会

もう一つ、紹介させてほしい。
ここのね風船バレー大会が開催されたのだ。
今回のキャンプでは、元気で目立ちたがりで、いたずらっ子な、かわいい参加者がいた。
公立の学校だったら、もしかするとよく注意を受けたりもする子なのかな?
私も公立の学校出身なのでよくわかる。先生に目をつけられそうなタイプや〜って。
でもここのねでは、そんな子にぜひ来てほしいとまで思う。
ここのねは、誰だって輝ける場所を作れるから。(なぜそう言い切れるんだ!というのは下に書いてます♡)
そういう子って、「自分に注目してほしい」「誰かに認めてもらいたい」「ありがとうって言われたい」って気持ちが強い子が多いなと思うのです!
だから、リーダーをその子にお願いしちゃうのだ、なんでも。
「今こういう状況でスタッフ入れんけん、リーダー頼んでもいい?」「〇〇にしか頼めんのよ〜」
大体、しょうがないなみたいな顔をして、嬉しそうにまとめようとしてくれる。
そうしたら、クラスやお友だちの中でも、その子が「浮く」みたいなことはなくなる。これもポイントだ。
そしてそういう子は、自ら学んで、自ら成長していってくれる!
本当にこどもたちの力って、すごい。素直で、まっすぐで、優しくて。
今回の風船バレー大会も、その子がみんなを集め、チーム分けをし、まとめてくれた。
男の子も、女の子も、おとなしい子も、関係なく、みんなが盛り上がる風船バレー大会になったのだ。
ああ、だからここのねは最高なんだ

今、書きながらわかったことがある。
広報という仕事を任されている新人スタッフである私(ちーちゃん)は、「ここのねの推しポイントってどこだろう?」を常に考えている。
これが不思議で、考えれば考えるほどわからなくなる(笑)
今振り返りながら、わかったこと。ここのねの推しポイント。
それは、「私たち」!(笑)
それは私たちがすごいとか、そんなことを言いたんじゃないんですよ??
私たちは、こどもたちをうまくまとめようなんて思っていない。
こどもたち全員が、本気で夢を描き、輝いていく姿を見たいが根本にあり、
それは、失敗がなければ得られないとわかっている。
だから私たちも失敗だらけ。しかも、それを喜んでいる。
そして何より何より、こども以上に楽しもうとする図々しさ(笑)
「死に至らない経験を、どのくらいできるか」

「死に至らない経験をどのくらいできるか」
植松努さんの言葉だ。
まさにここのねのスタッフは、この言葉をとことん大切にしている。大切にしようとしている。
そして、芯になりつつある。
だってやってみないとわからないことだらけなんだもん!
失敗なんて恐れていたら、本当に何もできない。夢なんて描けない。
失敗は当たり前であって、「やりたい」を叶えるためには必要不可欠なもの。
だから失敗はみんなで楽しんじゃうんです、ここのねは。
私がこう思えるようになったのは、ここのねにやってきてから。
スタッフであるこうちゃんもちゃん、そしてこどもたちの姿を見てそう感じられるようになってきた。
だから私は思う。公立の学校も、どの教育現場でも、
「死に至らない経験をどのくらいできるか」を提供してくれたらと。
いじめだって、行き渋りだって、なくなっていくと思う。
だって、日々が楽しすぎて、そんな暇なんてなくなるのだ。
そして失敗をいっぱい積んでいる生徒たちだから、人の痛みも理解できるようになる。
だから言葉と言葉をぶつけて、本音で向き合って、すぐに解決しちゃうんです。そうしてさらに仲が深まる。
これがここのね。
だから私たちは、みんなに、
小さいけどここのねという場所から、キャンプを通して、大切なことを学んでいってほしいって思っている。
ここのねに出会ってくれたみんなは、一生私たちの友であり、ここのねの生徒だ。
デイキャンプ最高でした
遠いところは、福岡県から、今回はご参加くださったお友だちもいて。嬉しかったなあ。
遠いところより、ここのねへ送り迎えをしてくださった保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
そして、安くない金額を払ってここのねを選んでくださった保護者のみなさん、本当に本当にありがとうございました。
これからも、こどもたちに最高の学びを届けていきたいと思っている。
お金、距離、それらを遥かに上回る体験を。
今後も提供できるよう、日々精進していきたいと思っている次第です。
ここのねはそれができる団体です!
見学・体験のお知らせ

ここのね自由な学校には、
いろいろなこどもたちが来てくれています。
学校に行かない時期があった子。
朝、学校に行くことに不安を感じていた子。
公立の学びが、合わなかった子。
でも、みんな共通しているのは
「学ぶことが嫌いじゃない」ということ。
オルタナティブスクールであるここのね自由な学校では、
体験的な学びを通して、
こどもたちが自分のペースで「学ぶって面白い!」を思い出す時期を大切にしています。
正解を出すことより、感じること。
やってみること。
誰かと違っても、そのままでいられること。
そんな学びの場を、日々つくっています。
もし今、「この子に合う学びは、どこにあるんだろう」
そんなふうに感じていたら、ぜひ一度、体験に来てみてください。
文章だけでは伝えきれない
空気や、音や、こどもたちの表情があります。
きっと、
「こんな学びもあるんだ」
そう感じてもらえるはずです。
体験・入学は以下のお問い合わせから↓