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ここのね自由な学校

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誰も見捨てない『学び合い』に挑戦して。

更新日:2026/06/28

こんにちは。代表のこうちゃんです。
今年の4月から、「社会」の授業を始めました。

でも、ずっと悩んでいたことがありました。

「全員が入れる授業って、できるんだろうか」というのが、頭から離れなかったんです。

ここのねは小さな学校です。学年もバラバラ、できることもバラバラ。そんな子たちに向かって「はい、今日はこの内容をやります」ってやったら、分かる子と分からない子が出てしまう。入れる子と入れない子が出てしまう。

かといってバラバラにしたら、教えることがすごく難しくなってあっちの子ばっかり教えて私には時間を割いてくれない!!!となってしまう。

じゃあ個別に部屋を分けるねって、あなたはこっちのグループ、あなたはこっちね。って。

それって、すごく嫌だなと思ったんです。

分けることで確かに進められるけど、子どもたちの中で「あのことは私は混ざり合うことはない」ってどこか大人がメッセージとして送っている気がして。

そこで出会ったのが、『学び合い』でした。上越教育大学元教授のの西川純先生が考えた教育実践で、「誰一人も見捨てない」という考え方が根っこにある。子どもたちが互いに教え合いながら、全員で課題を達成することを目指すものです。

元スタッフのななっぺから数年前に教えてもらってたけど、当時は「別にいいかなぁ〜」だったんです。

でも時が経ち、自分の中でも教育観というか子ども観が定まってきて「これだ!」と思いました。

大人が前に立って教えるんじゃなくて、子どもたちが自分たちで動いていく。まるで植松努さんのロケット教室みたいに、誰かに言われてやるんじゃなくて、面白いからやる。そういう授業ができたらと思って、取り組み始めました。

週に1回から初めてみて、うまくいかない日も続きました。悔しくて何度も書籍を読みました。勉強し続けました。「どうしたらいいんだろう」と自問自答しながら、それでも続けてきて。

今週の水曜日のことです。

休眠預金事業でお世話になっている方が見に来てくださる日で、急遽授業を入れました。
その日、気になっていたA君とB君がいました。A君は授業に来てくれたんですが、B君は「今日は無理だ」と言ってソファに横になっていました。

これまでもB君にも何度も声をかけてきました。でも『学び合い』では、個別ではなく「集団に投げかけること」を大切にします。だから私は全体に言いました。

「今日は、全員で達成することを目指したいな」と。

そしたらね、最年長の子が「わかってるって」と私に言って、スーッとB君のところへ行ったんです。

「B君、一緒にやってみない?」
ただ、それだけ。

大人が何度声をかけても「しんどい、もう今日は無理」と言い続けていたB君が、その一言で「え、じゃあ俺タブレット使ってやっていい?」って顔を上げたんです。

僕はその瞬間、泣きそうになりました。

大人の声が届かない時がある。
でも、友達の声は届く。

近しい人の声が、一番届くんですよね。

ここのねが基礎理論にしている「選択理論」では、人が持つ5つの基本的欲求のうち、一番大切なのは「愛・所属の欲求」だと言います。つながっている、仲間の中にいる、という感覚。

子どもが勉強を嫌いになる理由って、「分からないから」だけじゃないと思うんです。分からなくても「ねえ、これどういうこと?」って気軽に友達に聞けたら、きっと嫌いにならない。「助けて」って言える関係があれば、大丈夫なんじゃないかって。

愛・所属の欲求が満たされていないから、勉強が嫌いになる。
愛・所属の欲求が満たされていないから、問題行動が起きる。

そんなことを、子どもたちに教えてもらった気がします。

子どもたちは、すごい力を持っているんです。大人が何もしなくても、子どもたちが互いに引き上げ合える。

誰一人も見捨てない。全員が入れる授業。
まだまだ道半ばだけど、こういう場を作り続けていきたいと思います。

まだまだ道半ばだけど、こういう場を作り続けていきたいと思います。

もし今、「うちの子にも、こんな場所があればいいな」と感じてくれた方がいたら、ぜひ一度、のぞきに来てください。見学はいつでも無料です。

文章だけでは伝えきれない、空気や、音や、子どもたちの表情があります。

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