失敗を極端に怖がる子どもへの正しい関わり方【選択理論】
更新日:2026/05/01
「失敗したらどうしよう」で手が止まってしまう。やる前から「できない」と言う。そんなお子さんの姿に、心配を感じたことはありませんか?
失敗を怖がる子どもは、意志が弱いわけでも、根性がないわけでもありません。「失敗=取り返しがつかない」という思い込みが、子どもの行動を縛っているのです。その思い込みがどこから来るのかを知ることが、関わり方を変える第一歩です。
失敗が怖い子どもの心理
失敗を極端に怖がる子どもは、たいてい「失敗=ダメなこと」という回路ができています。怒られた、笑われた、恥をかいた。そんな経験が積み重なると、「やらない方が安全」という選択をするようになっていきます。
特に大人が「なんでできないの」「もっとちゃんとしなさい」と言ってしまうと、子どもは「失敗した自分はダメだ」という感覚を強めていきます。これは親御さんが悪いわけではなく、私たち大人も同じように育てられてきた結果です。
選択理論心理学では、人を外側から変えようとする言葉(叱責、比較、命令)を「外的コントロール」と呼びます。外的コントロールが続くと、子どもは「自分で考える」より「怒られないようにする」を優先するようになります。その結果、失敗のリスクがある行動をどんどん避けるようになっていくのです。
また、SNSや動画で「うまくいっている人」の姿ばかりを見ている現代の子どもたちは、失敗が「特別なこと」「恥ずかしいこと」に感じられやすい環境にもいます。失敗が当たり前に見える体験の場が、今の時代には特に必要です。
失敗を「学び」に変える関わり方
失敗を怖がる子どもへの正しい関わり方は、「失敗しても大丈夫だよ」と言葉で伝えることではありません。それよりも大切なのは、失敗が「次に生かせるもの」だと体験を通じて知ることです。

選択理論的なアプローチでは、失敗したときに「なんでこうなったと思う?」「次はどうしたらいいと思う?」と問いかけます。答えを教えるのではなく、子ども自身が考える余地を作る。この「自分で考える」プロセスこそが、失敗を恐れない心を育てます。
大人が「失敗してもいいよ」と言うだけでなく、実際に失敗している場面で怒らず、一緒に考える姿を見せることが重要です。子どもは言葉より行動から学びます。大人が失敗を怖がっている限り、子どもも怖がり続けます。
こどもロケット教室で起きること
「こどもロケット教室」では、失敗することが当たり前の環境が自然に作られています。ロケットの組み立ては、最初から完璧にできる子はほぼいません。どこかで詰まる、どこかで間違える。それが前提です。

スタッフは「それ合ってるよ!」「飛ばす前にわかって良かったね」という言葉を使います。間違いを指摘するのではなく、気づきを価値として伝える。「地上なら何でも直せるから」という言葉は、失敗を安全に扱う文化そのものです。
子どもたちが自分で試行錯誤しながらロケットを完成させていく過程で、「あ、こうすればよかったんだ」という発見が生まれます。この発見が積み重なることで、失敗を前向きに捉える力が自然と育っていきます。
ロケット教室に参加した子どもが、帰宅後に「今日失敗したけど、こうしたら直せたんだよ」と話してくれたというご報告を、何人もの保護者の方からいただいています。失敗の話を嬉しそうにする。それが、変化のサインです。
「失敗してよかった」が言える子どもへ
ロケットが空へ飛ぶ瞬間、子どもたちは全員が歓声を上げます。でもその前に、何度もうまくいかない場面を乗り越えた子どもほど、その歓声が大きいように感じます。
失敗を経験した分だけ、成功の喜びは深くなります。「自分でやりとげた」という感覚は、誰かに勝った喜びとは全く別の、静かで確かな自信になります。
「失敗したらどうしよう」ではなく、「失敗してもなんとかなる」この感覚を体験の中で育てていく場が、こどもロケット教室です。お子さんの可能性を一緒に広げませんか。
こどもロケット教室2026 開催情報
こどもロケット教室2026 開催スケジュール
- 5月17日(日)
- ペーパークラフト回|緒方公民館
- 7月4日(土)
- アルファー7回|緒方公民館
- 9月19日(土)
- アルファー7回|大野公民館
- 10月4日(日)
- アルファー7回|大野公民館
- 10月25日(日)
- ペーパークラフト回|緒方公民館
- 11月28日(土)
- アルファー7回|大野公民館
- 対象 / 参加費
- 年長〜中学生(種別により異なります)/参加費:4,000円〜