12月のここのね
更新日:2026/01/09
今年最後の1ヶ月。
締めに、みんなが今学期頑張ってきた、プロジェクトの発表会。
そして演劇の練習が本格的にスタートし、バタバタ楽しい日々。
ドキドキと、わくわくと、ざわざわと。
そんなここのね自由な学校の12月をみなさんへお届けさせてください♪
はじめての、プロジェクト発表会。

「やりたい!」を叶えていくために様々なチャレンジをし、
その中で算数や国語、英語など学びを深めていく
ここのね自由な学校、独自の授業の一つ「プロジェクト」。
学期ごとのみんなの頑張りを、発表会という形にして
保護者の方、時にはご近所の方、お世話になっている方も、見にきていただき発表してもらいます。
発表を通し、
自分の言葉で伝える「経験」「自信」を身につけてほしい。
緊張と向き合い、自分のペースで挑戦できるように。
自分の取り組みに価値を見いだしてくれたら。
仲間を応援することの大切さ、応援を受けることの喜びを感じてもらいたいと思い、ここのねではこの発表会を大切にしています。
今回は、ここのねに入学してくれた子がとても多くはじめてのプロジェクト発表会へチャレンジした子がたくさん!
当日まで原稿を作成し、準備を少しずつ進めてきました。
「私たちはポスター作るよ!」
「寸劇したい。」
「俺らクイズする〜。」
「え、うちらもしようえ!」
と、方向性が決まっていくみんな♩
発表ってドキドキするんだけど、こうやったら喜んでくれるんじゃないかなと楽しく考えているみんなの勢いがすごかったんです!
嫌だ!発表しない!!

ここのねに入学した、双子の男の子。
「発表したい!発表する!」
当日まで2人で張り切って準備を進めてきました。
「みんなに肉を食べてもらうんだ!」
料理プロジェクトを立ち上げて、様々な料理を作ってきました。
プロジェクト発表会では、2人が作ってみてとても人気のあった肉料理を試食してもらう予定に。
当日は早起きをして、準備もバッチリ。
と思っていたら
「俺はここのね行かん。発表もせん!」
ぷんぷんのお兄ちゃん。
美味しいって言ってもらえるか不安な気持ち
みんなの前で発表するという恐怖
はじめてのチャレンジを前に、逃げたくなってしまいました。
でも、誰だってその気持ちは同じ。
初めてって誰でもそんな気持ちになる。
双子の弟は、心配そうに見ていました。
ここのねでは発表の目的を伝えた上で、
発表をするのか・しないのかを決めてもらいます。
さあ。どうなるのでしょうか・・・。
ドキドキの発表・・・

ついに、迎えた本番。
一緒に準備を進めてきたスタッフさえも、緊張しています(笑)。
「さあ、トップバッターは・・・!」
次々に発表が進んでいきます。
はじめてで涙が溢れてしまった子もいました
でも、その子のすごかったところは、最後まで発表を諦めなかったこと。
不登校だった子、いじめやからかいでチャレンジできなかった子、
そんな子たちも、ここのねにやってきて必ずチャレンジしてきた舞台。
机の下から発表をした子もいたし、スタッフの後ろに立って発表をしていた子もいました!(笑)
でもそんな子達が今、自分の足で人の前に立ち、堂々と頑張ってきた証を、伝えています。
小さな一歩が100点!
こどもであろうと大人であろうと、必ずそうなんじゃないかなと思います。
涙が溢れてしまったけどその場に立ち続け、泣きながらも震えながらも諦めなかったその子に、
たくさんの拍手と歓声が寄せられていました。

さあ、お待ちかねの双子の発表。
もう慣れているここのねメンバーの発表に笑いと温かい言葉で温まっている会場。
弟がすすっと恥ずかしそうに前へ進むと、後ろからちょろちょろ彼が一緒についてきました・・・。
そう双子のお兄ちゃん!!
スタッフ驚き。
いくんかい!!すごいじゃん!!!
「マイクかせ!俺が言う!!」
事は進み、双子のいつものケンカが勃発か!?
ドキドキハラハラなスタッフ・・・。
でも会場は、くすくす。
その温かさをすぐにキャッチしたのか。
「発表はしない」と言っていたはずのお兄ちゃんの顔には
「あっ、これでいいんだ。」
という安心の笑顔が溢れたように感じました。
そこからいつもの調子で喋る喋る(笑)。
会場の場が和むと、すぐにその空気をキャッチしいつものお調子者の彼が顔を出す。
はち切れるほどの笑顔で発表を終えた、双子の2人。
様々な理由で自信を無くして笑顔がなくなったあのこどもが今ではこんなにイキイキ楽しそうに過ごしている。
そんな場面がここのねではたくさん見られるんです!
オルタナティブスクールここのね自由な学校は、安心できる場所をちょっとでも届けられているのかもなあと嬉しくなった瞬間でした。
こども演劇!舞台稽古スタート

12月に入り、何度ステージ(神楽会館)で練習を重ねてきたのでしょうか。
「自分たちで物語を作って、その物語を演じてみたい!」
その強い思いから
プロジェクトの授業の中で「演劇プロジェクト」を立ち上げた中学生3人。
本当に、本当に、たくさんの壁を乗り越えてきました。
資金集め、チラシ作成、配布、稽古場所の確保、お金の管理、衣装制作、台本作成、スケジュール管理、稽古日の進行、小道具・大道具作成、当日の音響・照明の調整、神楽会館の方との打ち合わせ調整、など
てんこ盛りのやるべきことを彼女たちは「演劇をやるんだ!」という強い強い意思のもとこなしてきました。
彼女たちの熱すぎるほどの想いがあったから、乗り越えてこれたんだと感じました。
だってこんなの大人でも大変すぎる!!(笑)
学校の授業をこなし、隙間時間を見つけ取り組んできた彼女たち。
彼女たちの努力は本当に素晴らしい。
そして「やりたい!」「やるんだ!」という強い思いって、
本当に強力なパワーに変わるんだということを改めて学ぶことができたんです。
そういう意味で自分の夢をもち、自分の夢を叶えていく「プロジェクト」という授業は、
何かに取り組むとき、チャレンジするときの一番重要な「心の持ち方」を自然に学べる
本当に素晴らしい授業だなって。強く感じました。
全て自分たちでチャレンジするって、大人でも難しい。
そんなことを中学生の3人がチャレンジし大成功させたのです。
その道のりは長く険しく、強い信念がある3人だからこそ乗り越えた壁だったと思います。
「演劇もういや!」

実はここのね自由な学校の「プロジェクト」という授業には、2つに分かれています。
まず一つは、個人プロジェクト。
個人でそれぞれ「やりたい!」へチャレンジする時間。
本が好きな子はポッププロジェクトをしたり、カフェをやってみたいという子はカフェプロジェクトを立ち上げた。
それぞれの目標に向かって動いていく、個人活動。
もちろん仲間を集めてチャレンジするのもあり。
もう一つは、共同プロジェクト。
これは、みんなで一つの「やりたい!」を決めて全員で一つの目標に向かいチャレンジする時間。
今年から新しく作られた「共同プロジェクト」。

それぞれが夢に向かって進んでいける子が育っているここのね。
それは、個人作業。
個人作業だから、意見のぶつかり合いは、ほぼない。
社会はどうだろう。
意見をぶつけて、交渉して、みんなで作っていく。
人と人は、支え合って生きていく。
仕事でもそうですよね。
一つの売上目標に向かい、みんなで切磋琢磨したり。
そんな中で絆が生まれ、ぶつかる中で、もっと絆が生まれる。
自分の意見だけではない、みんなの思いを擦り合わせてより良いものを作っていく。
他人を思いやることを学び、みんなで喜びを分かち合う幸せを知る。
ここのねでも、そんな時間をみんなにプレゼントしたいと思い、
「個人プロジェクト」に加え
「共同プロジェクト」も、導入しました。
みんなで一つの「やりたい!」を叶えていく。
いろいろな意見が出されましたが、今年は、プレゼンをし選ばれた、「演劇プロジェクト」に決定!
中学生の3人が絵本や資料を作成し、一生懸命プレゼンをしていました。
「っしゃー!俺なんの役もらえるかな?」
「私、主人公は恥ずかしいけど、かわいい役が欲しい!!」
始まる前は・・・盛り上がっていたみんな。
「演劇なんてもういや!」
練習をして、止めて、反省して、練習をして、止めて、反省して。
細かくて長い作業が続く日々。
稽古は、低学年さんにとってはかなりハードな時間だったと思います。
「演劇を作る」ということはすごく地道な作業。
キラキラしているものも、やはり見えない努力があるからこそなんだと実際にやってみて学ぶことができました。

何度聞いたでしょうか、「演劇なんてもういや!」の言葉。(笑)
それでもなんで頑張ってきてくれたのか、考えました。
だってだって絶対低学年さんにとっては大変だった!!(笑)
私がこどもだったらと考えるとめちゃくちゃしんどかったと思います。(笑)
もちろんその子たち自身の優しさはもちろん
私が思うに、みんなはプロジェクト学習を通して
自分の「やりたい!」を叶えるため様々なチャレンジをして
努力することの「楽しさ」と「痛み」を知っているから
彼女たちの気持ちもきっと理解できているから、ついてきてくれたんじゃないかなって。
そして、「絆」もあるから、なんやかんや言いながら頑張ってくれていたんだと思いました。
一つのものを作り上げていく苦しさを味わいながら
思いを強くもち劇を作り上げた、リーダー3人。
それに食いしばりながらも演劇を楽しんでくれたみんな。
みんなで叶えた、一つの夢。
ここのね自由な学校にまた一つ
かけがえのない成功体験、思い出が、できました。
本当に、すごい!
こどもたちが、こどもたちで、作り上げた演劇。
2日公演だったのですが、両日ともたくさんのお客さんでいっぱいに。
また詳細は、別記事で語ります!どうぞお楽しみに♡
明日もこどもたちにとって、みなさんにとって
喜びで溢れる1日になりますように。