大切にしたいこと

〜自分で決める・振り返る〜

 ここのねでは、「知りたい!」と思ったときに自分に必要な知識を自分のペースで学習することができます。そのキッカケとして、スタッフが提案するチャレンジシートや「好き」や「得意」を持つ外部講師「ここのねクリエイター」によって講座が準備されています。

  

 たくさんの選択肢の中から、子どもたちは自分の一日を計画します。スタッフは、子どもたちの「やりたい」に寄り添い、その子にあった学び方を見つけるサポートをします。提案された講座を受講する、自主学習を進める、あるいは「何もしない」ことも、子どもたちは選ぶことができます。

 

 そして、一日の終わりには自分の計画を振り返り、次の学びへと繋げます。その繰り返しによって「わたしだけの学び方」を獲得していくのです。


〜異年齢と対話〜

 ここのねでは、子どもも大人も対等な関係です。大人の社会と同じように「いつ・誰と・どこで過ごす」のかを子どもたちは自由に選ぶことができます。分からないことがあれば、知っている人から教えてもらうことで、子ども同士の助け合いや学び合いが自然と生まれていきます。そして「わたしの苦手はだれかの得意」ということを実感し、互いに尊重し合う気持ちが育まれます。

 

 しかし同時に、人と違うということによってぶつかることもあるでしょう。その解決の方法として話し合いを行います。自分の気持ちや意見を丁寧に伝え合い、相手の価値観を受け止めることによって、これまで出逢うことのなかった「新しいわたしの考え方」を発見していきます。

 

 そうした対話を何度も経験することで、安心安全な場は自分の手で創りだすことができると体感し、「ありのままのわたし」でいるための権利と責任を学んでいきます。