楽しかっただけじゃ終わらせない!ここのね宿泊キャンプ
更新日:2026/08/28
こどもたちは、驚くほど寝たがらない。
それくらい、はしゃぎ倒したキャンプだった。
ここのねが夏休みに開催している「サマースクール」。
今年で3年目になる。
1日のみのキャンプ「デイキャンプ」、1泊2日・2泊3日の「お泊まりキャンプ」がメニュー。
最初は、失敗だらけ。人も集まらないし、経費は使いすぎるし……そんなサマースクールだった。
それが今や、募集して1週間で満員御礼になるほどのイベントに育っていくなんて。
この記事では、「お泊まりキャンプ」について振り返っていきたいと思う。

今回は4本立て、合計9日間の開催。いやーーー、楽しかった!!!
昨年は体験しなかった、ラフティングやSUPにも初挑戦。これがもう、大盛り上がりだったんだよなあ。
お泊まりキャンプは、めちゃくちゃ楽しい。
そして同時に、スタッフの頑張りどころでもある。
興奮しきったこどもたちは、本当に、寝るのが嫌なようだ。
「寝た?」「まだ起きちょるよ!」なんて確認し合いながら、起こし合いながら夜更かしする
こういう、キャンプっぽいキャンプが、私は大好きです。
さあ、とくとご覧あれ。
帰るよ〜って言われない川遊び

朝から晩まで、川遊び。小さい頃の夢とも言えるやつだ。
焼きそば、おにぎり、ウィンナーをこさえて、いざ川へ。
そういえばキャンプって、前の日の夜はドキドキで眠れなかったなあ……。
でも思い返せば、大人は「日焼けするー」「疲れたー」ってぶつぶつ言って、あんまり本気で遊んでくれなかった気がする。だからこそ、大人が本気で遊んでくれた瞬間は、本当に嬉しかったのを覚えている。
ここのねのキャンプでは、それができちゃう。
逆にこどもの方から「もう川上がりたい〜」って言わせてしまいそうなくらい、まずは大人が遊びに遊びまくる。腹いっぱいになるまで遊ぶ。それを、本当にやっているのだ。
魚釣り、おたまじゃくし手すくい、川の中での鬼ごっこ、こうちゃんぶん投げ(これは後で語ります)、飛び込み、沢登り(これも後で語ります)。
思い返すだけで、ワクワクする〜〜〜〜〜。
大人気アトラクション、こうちゃんぶん投げ

かれこれ7年目だろうか、このアトラクションが始まってから。川での大人気アトラクションといえば……みんな口を揃えて言うんじゃないかな。こうちゃんぶん投げ、って。
身長187センチの大男が、川やプールでこどもたちを空高く飛ばすのだ(きゃー)。一見「大丈夫!?」「怪我しない!?」って思うんだけど、あんばいをちゃんと感じ取って調整している、投げ飛ばしのプロ。なんせ7年目。
こどもたちがこうちゃんの手で遠くに飛ばされて、「ふっぎゃーーーーーーー!!!」なんて言いながらケラケラ笑う。何回も並んでいた、みんな。その様子は、まるで打ち上げ花火。あれは楽しいだろうな〜!!!!!!!
こどもたちの喜びようといったら、すごかった。とうとう若干腰をいわせかけていた、この大男である。
沢登り

これがまた、めっちゃ面白いんですよ(うまく言葉で説明できないので、写真で伝わってくれ!!!)。

こどもからしたら大冒険。大人からしたら、まあまあな冒険、といったところでしょうか。
激流の中を登っていったり。
隊長は、こうちゃん。副隊長は、ボランティアさん(若いイケメン)。
私たち居残りメンバーは、みんなを見送ったあとも、川遊びをして過ごしていた。
帰ってくる頃には、みんな疲れた顔!!それなりのチャレンジなんです、これ。
登るし、飛び込むし。ここは、みんなで助け合わないと進めない。だから、こどもたちの仲がさらに深まって帰ってくる。
私も、来年はチャレンジしたいと思っているんです!!!!!!
夜は長いぜ〜

キャンプの醍醐味、お泊まり。
今回、小学1年生で初めてキャンプに参加してくれたお友だちがいた。
夜、ママに会いたくなっちゃった。
「いつもは誰と寝るの?」って聞いたら、「ママああああああああああああああああ」。
涙、鼻水、よだれ、いろんなものを流しながら。
そりゃそうだ、この間まで保育園生だったんだもん。
こういうとき、こどもからしたら大パニック。でも私たちからしたら、可愛いのなんの。
ママに会いたくなるのは当然だし、今回よくチャレンジしてくれた。
そして時刻は、23時を回ろうとしていたのだった。
寝かしつけのスペシャリスト
うちには、寝かしつけのプロがいる。
その名も、ここのね代表KOJI。そう、彼は寝かしつけのスペシャリストだ。
とことん付き合う。
話を聞いて、願望を聞いて、それが今叶えられるものなのか、一緒にチャレンジしてみる。
そうしていると、あんなに泣き叫んでいたこどもたちが、
まるで演技だったかのように、毎回ちゃんと部屋に戻って静かに眠り始めるのだ。ほんと、プロ技。
実は彼は、ここのねが大切にしている「選択理論」という関わり方を実践している。
その関わりによって、こどもたちは最終的に、自分の意思で「寝る」を選択するのだ。
朝起きてみたら、眠れず泣いていたあの子がケロッとみんなと朝ごはんを食べているのが面白い。
のちに彼はこう語った。「俺の魔法にかかれば、みんな消灯さ」
はじめての料理

「ママってこんなすごいん……」小さく呟く、男の子。くくく。キャンプってすごい。
自然に、楽しみながら、日々のありがたさを感じられる。
ここのねの調理は、みんな「思うがまま」にしてもらう。
例えば、野菜のサイズ。にんじんをみじん切りにしてみた子もいた。
横で見ていた女の子は、「それじゃ絶対小さい気がする!」と言って、ジャガイモを大きく切った。
出来上がったカレーを見て、2人は大笑い。
「ジャガイモでっかー!!!!」
「にんじん小さって思ってたけど、食べやすくてありがたああ!!!!」
初めて会った2人なのに、顔を突き合わせて大爆笑。こうやって、活動の中で絆が生まれていく。
あ、でもこれ、ほとんどの子がそうなんです!
活動の中で自然と仲間ができちゃう。
だから、一人で参加しても全然大丈夫。
むしろここのねでは、学校のお友だちと来てくれるのも嬉しいけど、お一人での参加も、とってもおすすめしたい。お友だちと来ちゃうと、どうしてもそこから輪を広げるのが難しい場合があるから。
一人で来てくれた子の成長は、本当にすごい。
保護者さんから「不安だったけど、一人で参加させてよかった〜」と涙を流してくれる方もいるほど。
あれは、嬉しかったな。
ポイポイバトラー

キャンプの中で、これを語らずにはいられない。
(写真可愛すぎるううううう)
みなさん、ポイポイバトルってご存知です?頭に金魚すくいなどで使うポイを装着して、相手のポイを破りにいく。最後まで生き残ったチームが優勝、というゲームです。
マジで面白かったーーー。
2泊3日のキャンプで、最後のレクとしてこれをやったんです。チームに分かれて、いざ戦闘開始。
この戦いにたどり着くまでの企画の中で、とことん仲を深めてきたから、ほんと盛り上がったし、アツい戦いになったんです!!!!!
涙と、笑いの、友情キャンプ。2泊3日はその名の通り、友情が育まれた、ザ・青春プログラムになりました。
恐怖の肝試し……

ここのねって、ほんと、前のブログにも書いた通り、スタッフがガチなんです。
精神年齢が近いのかな?と思うこともある。こどものように、なんでも面白がれるのだ。
だから、やるなら肝試しもガチ。寝る前に必ず行うことの一つ、肝試し。
コースを決め、スタッフが打ち合わせに打ち合わせを重ねて、隠れる。
そうして案内人がこどもたちを迎えに行き、レベル分けで並んで出発!
行かない子は、お友だちとお部屋で恋バナをして待っていたり。
行く子は、一人で行きたい子もいれば、グループでチャレンジしてみる子もいる。
今回は、手強かった。
みんな、強い!!
歩くだけでも怖い元校舎の中を、平気で一人で脅かされにやってくる。
また元校舎っていうのが怖い。
しかも、簡単な仕掛けには驚かない!!!!
悔しい!!悔しくなったスタッフたちは、一時停止して作戦会議。気合いを入れ直して挑む。
あのお調子者で、女子に「あんたもう何やってんのよ〜!!」って言われる系の男の子が、やってきた。
「はあああ?ショッボ!よゆーすぎな!へっ!」
この言葉が、スタッフのお化け魂に火をつけた。
今日の夜おしっこちびっても知らんからな!と気合いを入れて、めちゃくちゃ脅かすことを心に決めた。
廊下に差し掛かったところで、キーっと自分が踏んでいる床の音が鳴った途端、
「キャおおおおおおおおお!!!!」
聞いたことのない叫び声とともに、彼は、元来た道をダッシュ。
教室に戻ると、待っていた女子たちが「大丈夫ー!?」と駆け寄ってきて、恥ずかしそうに「ありがとう……」なんて言ってたと、女の子たちが教えてくれた。「可愛かった」ってーーー。
なんかいつか、素敵な恋が生まれそうな気もするなと思った、スタッフなのであった。
青春星空タイム

バサっ。シートを一面に広げる。20人近くのこどもたちが寝っ転がって、空を見上げる。
「流れ星ーーー!」「どこどこ!?」「天の川見つけたよ!」「夏の大三角形もある!!」
一見、家でもできそうって思うけど、なかなかできない体験。
こども20人で寝っ転がって空を見上げるなんて、ロマンティックすぎた……。
「田舎の空ってこんな星見えるん!?」
「それな!?」
って、満点の星空に大興奮のみんな(笑)。
ほんと、星って写真に収めようと思っても、なかなか見たまんまには撮れないんですよね。
あのメンバーで、あの瞬間だけの思い出。
当たり前にできそうでできない体験が詰まっているのが、キャンプのいいところなんだよな〜。
さよならは、涙が溢れちゃう
1泊とか2泊とか、短いはずなのに、もうずっと長い間一緒にいた気分になる。
この数日で、みんな全然違う顔に変わるから。数年分の成長を見た感覚になる。
「寂しい?」って聞くと、
大体の子が「それもあるし、家に帰れるけん嬉しい気持ちもある」って答える。
素直!!でもスタッフは、本当に寂しい。
好きなのに別れないといけない、あの切ない感覚に似ている気がする。(→なんじゃそりゃ1)
もしくは、大好きな友人が海外に引っ越してしまう感覚。(→なんじゃそりゃ2)
この思い出は、みんなにとってかけがえのないものになっているのだろうか。
私たちのことは、覚えてくれているんだろうか。
ここのねが大切にしている学びは、届けられただろうか。
こんな短い期間だけど、「届けたい」をぎゅうぎゅうに詰め込んでいるつもりなんです。
思い出だけ、持って帰ってほしいわけじゃない

キャンプでは、思い出はもちろん、
ここのねが大切にしている学びを少しでも持って帰ってほしいと思っている。
「やりたい!」がはじまりだということ。
なんでもチャレンジしてほしいこと。
失敗はハッピーだということ。
何があっても、生きてほしいこと。
届いているだろうか。
明日からの力になってくれているだろうか。
だから、来年も来てほしいし、もっとたくさんの人に届けたい。
本気の大人がいるから、ここのねなんだ
今回のキャンプを振り返って、あらためて思う。
川で腹いっぱい遊ぶ大人も、選択理論で本気で向き合うKOJIの寝かしつけも、悔しさをバネに作戦会議までする肝試しのスタッフたちも——全部、同じ根っこでつながっている。
こどもに本気で向き合うことを、私たちは全然おろそかにしない。
失敗したっていい。夜中に何度も起こしたっていい。
それでも、こどもたちが本気で「やりたい」に向き合って、輝いていく姿が見たい。
私たちが本気で遊んで、本気で向き合うのは、そのためだ。
ああ、だから、ここのねは最高なんだ。
キャンセル待ちが90人

今回のキャンプは、「成功であり失敗だ」と代表は語る。
それは、90人ものこどもたちが待ってくれていたのに、キャンプを届けられなかったから。
でも、ここのねは、大人だって「失敗はハッピー」だと考える。
この失敗が、また、より良いものを作り出す最高のスパイスになるから。
来年も待っててよ、みんな。絶対に届けに行くからね!!
それまで、「やりたい!」にとことんチャレンジして、
わからなかったらやったことある人に聞いて、諦めず、
「失敗はハッピー」精神で生きていってほしい。
また成長したみんなに会えるのが、楽しみだ。
送り迎えをしてくださった保護者のみなさん、
安くない金額を払ってここのねを選んでくださった保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
これからも、こどもたちに最高の学びを届けていきたいと思っています。
お金、距離、それらを遥かに上回る体験をこれからも提供できるよう、日々精進していきたいと思っている次第です。
そんなキャンプスタッフたちは、学校もしています。
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見学・体験のお知らせ

ここのね自由な学校には、
いろいろなこどもたちが来てくれています。
学校に行かない時期があった子。
朝、学校に行くことに不安を感じていた子。
公立の学びが、合わなかった子。
でも、みんな共通しているのは
「学ぶことが嫌いじゃない」ということ。
オルタナティブスクールであるここのね自由な学校では、
体験的な学びを通して、
こどもたちが自分のペースで「学ぶって面白い!」を思い出す時期を大切にしています。
正解を出すことより、感じること。
やってみること。
誰かと違っても、そのままでいられること。
そんな学びの場を、日々つくっています。
もし今、「この子に合う学びは、どこにあるんだろう」
そんなふうに感じていたら、ぜひ一度、体験に来てみてください。
文章だけでは伝えきれない
空気や、音や、こどもたちの表情があります。
きっと、
「こんな学びもあるんだ」
そう感じてもらえるはずです。
体験・入学は以下のお問い合わせから↓