「どっちでもいい」が口癖の子どもと自己決定の力
更新日:2026/04/21
「どっちがいい?」と聞いたら「どっちでもいい」。「何がしたい?」と聞いたら「別に何でも」。自分の意見を言えない子、増えていると感じませんか?
「どっちでもいい」は、単なる気遣いや謙虚さではないことがあります。「自分で決めることへの恐怖」が、その言葉の裏にある場合もあるのです。
「自由の欲求」と自己決定
選択理論では、「自由の欲求」——自分で選び、決める——が人間の基本的な欲求のひとつだと言います。しかし、忙しい毎日の中で、子どもが「自分で決める」場面は意外と少ないかもしれません。
親が決める、スケジュールが決まっている、「これをやりなさい」が多い環境では、子どもは「自分で決める練習」をする機会を持てません。その結果、いざ選択肢を前にしたとき、「どっちでもいい」という安全な答えに逃げるようになります。
また、過去に「自分で決めた選択」を批判された経験がある子どもは、「自分で決めるとダメと言われる」という学習をしてしまいます。「そっちじゃなくてこっちでしょ」「なんでその選択をしたの」——この繰り返しが、自己決定の力を縮ませていきます。
「どっちでもいい」が口癖になった子どもは、実は自分の欲求を感じ取る力が弱まっているかもしれません。「何を食べたい?」「どこへ行きたい?」という小さな選択でも、自分の内側の声を聞く練習が必要です。
「自分で決める」を練習する場
自己決定の力を育てるには、「失敗しても大丈夫な場所で、自分で選ぶ体験」が必要です。選んだ結果が良くても悪くても、「自分が選んだ」という感覚を持てる体験の積み重ねが大切です。

選択理論的なアプローチでは、子どもに「どうする?」「どっちにしたい?」を繰り返し問いかけます。答えが「どっちでもいい」でも、「本当にどっちでもいい?じゃあ目をつぶってどっちかに指を向けてみて」と遊びながら選択を促すこともあります。
「自分で決める力」は筋肉と同じで、使わないと弱くなり、使えば育ちます。小さな選択を毎日積み重ねることが、自己決定の力を育てる最も確実な方法です。
ロケット教室での「自分で選ぶ」体験
こどもロケット教室では、子どもたちが何度も「自分で選ぶ」場面に出合います。説明書を見るか、周りを見るか、スタッフに聞くか——まず自分で考えて、選んで、試してみる。

うまくいかなかったとき、「どうしたらいいと思う?」とスタッフが聞きます。「わからない」と言っても、「じゃあ試してみて」と促します。この「まず自分で考える」場面の繰り返しが、自己決定の練習になります。
ロケット教室では、同じ部品でも完成したロケットには個性が出ます。テープの巻き方、仕上げの工夫——子どもたちが「自分で決めた」痕跡がロケットに残ります。「これ、自分で考えてこうしたんだよ」と話してくれる子どもの表情が、自己決定の手ごたえを物語っています。
「どっちでもいい」が口癖だった子が、ロケット教室が終わったあとに「次は絶対アルファー7回に来る!」と言い切る——その変化を何度も見てきました。「自分で決めた」という経験が、少しずつ子どもの意志を育てていきます。
「自分で決めた」が積み重なる先
2本のロケットが同時に空へ上がるとき、子どもたちは思い思いの歓声を上げます。同じ体験をしているのに、感じ方も表現も違う——それは「自分の内側から出てきたもの」だからです。
「どっちでもいい」から「これがいい」へ。自己決定の力は、体験の中で育ちます。ロケット教室で、自分の意志で選ぶ喜びを体験させてあげてください。
こどもロケット教室2026 開催情報
こどもロケット教室2026 開催スケジュール
- 5月17日(日)
- ペーパークラフト回|緒方公民館
- 7月4日(土)
- アルファー7回|緒方公民館
- 9月19日(土)
- アルファー7回|大野公民館
- 10月4日(日)
- アルファー7回|大野公民館
- 10月25日(日)
- ペーパークラフト回|緒方公民館
- 11月28日(土)
- アルファー7回|大野公民館
- 対象 / 参加費
- 年長〜中学生(種別により異なります)/参加費:4,000円〜